家電量販大手の株式会社ヤマダデンキは2026年10月23日、同社が提供する動画配信サービス「ヤマダビデオ」と会員サービス「スマホゴールド会員」の各種手続き画面で外部からの不正アクセスを確認し、両サービスを一時停止していると発表した。個人情報への影響については、調査を続けているとしている。
10月22日夕方から両サービスを停止
発表によると、両サービスは2026年10月22日(木)午後4時13分ごろから一時停止している。不正アクセスが確認されたのは、各サービスの「各種手続き画面」である。
不正アクセスの確認とサービスの停止は公表されたが、侵入の経路や手口、不正アクセスが始まった時期、閲覧・取得された情報の有無や件数は明らかにされていない。同社は、調査で判明した事実と復旧の見通しを改めて知らせるとしている。
会員の手続き画面が扱う情報
一般に、会員の登録や変更、解約といった手続きを行う画面は、氏名や連絡先、契約内容など、会員の情報を扱う仕組みにつながっている場合がある。外部に公開されている画面に弱点があれば、攻撃者はインターネット越しにそれを試すことができる。
ヤマダデンキは個人情報への影響について「引き続き調査」としており、漏えいの有無は確定していない。利用者は、今後の公式発表を確認するとともに、ヤマダデンキを名乗る不審なメールやSMS(携帯電話番号あてに届くショートメッセージ)に記載されたリンクを開かないよう注意したい。同じパスワードをほかのサービスでも使っている場合は、変更を検討したい。
公開している入り口を把握し、すぐ止められる備えを
今回、同社は不正アクセスの確認後、該当するサービスを停止したうえで公表した。調査の結果が出る前でも、被害が広がるおそれのある入り口を閉じることは、被害の拡大を防ぐための対策の一つである。
自社で外部に公開している画面やシステムを洗い出し、どの画面がどのデータにつながっているかを把握しておくことが、異常に気づいたときに素早く止める判断の土台になる。あわせて、サーバーや端末での不審な動きを検知する監視の体制と、検知したらすぐに切り離せる対応の体制を整えておきたい。
同じ手口に、自社は備えられていますか?
