医療用品メーカーがランサムウェア被害「金融機関の情報保持していない」

医療用ガーゼや脱脂綿などの医療用品メーカー「オオサキメディカル」社で、サイバー攻撃被害が発生。
同社によると、自社の情報システムが2025年8月25日にランサムウェア攻撃を受け、個人情報が外部に流出した可能性が判明したという。
外部の専門調査機関による調査から、氏名、住所、生年月日、性別、電話番号、メールアドレスが被害対象とみられている。
一方で、金融機関の口座情報やクレジットカード情報、パスワードといった機微性の高い情報については同社が直接保有しておらず、現時点で個人情報が悪用された事実や二次被害は確認されていない。

同社は被害拡大を防ぐ措置を実施したうえで、警察や個人情報保護委員会など関係機関へ速やかに報告したと説明。
今後も外部調査機関と連携し、流出監視を継続する方針としている。
さらに、セキュリティ体制の改善や情報システムの監視強化、インシデント対応能力の向上、従業員教育などを通じて再発防止に取り組むとのこと。
同社は、同社を名乗る不審なメールや連絡に注意を払うよう呼びかけており、不安や疑問がある場合は専用の相談窓口への連絡を求めている。

【参考記事】
https://www.osakimedical.co.jp/

 

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