2025年10月2日、北海道の「岩見沢市立総合病院」で個人情報がSNS上に投稿されている事態が判明。
外来受付業務を委託している「ソラスト」の職員が、患者20名分の個人情報を含むモニター画面を私物のスマートフォンで撮影していたとのこと。
投稿された画像には、同日来院した患者20名の氏名、患者番号、性別、年齢、主治医名が映っており、個人情報保護法で定める「要配慮個人情報」に該当する内容だった。
投稿は閲覧制限がかかった状態だったが、誰でも見られる可能性があったとされている。
病院によると、投稿は市民からの通報で発覚。
職員は事実を認め、投稿から約2時間後に自ら削除している。
病院の調べでは、情報の二次流出は確認されなかったとされている。
対象となった患者20名全員に対し、11月14日までに病院職員が直接謝罪。
再発防止策として、問題を起こした職員は即日業務から外し、ソラストに対しては業務中のスマートフォン持ち込み・使用を原則禁止とするルールを導入している。
また、委託業者全職員に臨時の情報管理研修を実施し、今後も定期的に開催する方針とのこと。
病院職員に対しても守秘義務の徹底を通達している。
同病院院長は「患者様とご家族に多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。この事態を重く受け止め、再発防止に全力で取り組む」とコメントしている。
【参考記事】
https://www.iwamizawa-hospital.jp/news/details/post_188.html

