不正アクセスで岡山県のwebサイトが相次ぎ停止 改ざんなど被害

岡山県は2025年10月14日、県が運営する複数のホームページが外部から不正アクセスを受けたとして、計8つのサイトの公開を一時停止したと発表した。

不正アクセスが確認されたのは、県の観光や地域振興を目的とした「晴れの国おかやまPRサイト」や、公共交通利用を呼びかける「公共交通利用促進キャンペーン」など。
これらのサイトはいずれも、民間事業者が提供するレンタルサーバー上で運用されていた。
県公聴広報課によると、10月11日午前、「晴れ恋♥晴れ婚プロジェクト」(県の少子化対策関連サイト)が閲覧できない状態になっているのを職員が確認。
その後、委託先の事業者が調査を行ったところ、不正アクセスと改ざんの痕跡が見つかった。
復旧作業を進めたものの、同じサーバー内の別のサイトでも改ざんが確認されたため、13日、同サーバーで運用する全8サイトの公開を停止した。

岡山県デジタル推進課は「不正アクセスを受けたのは特定のサーバーに限られており、他の県関連サイトへの影響はない」と説明。
現時点で流出などの被害は確認されていないものの、改ざんの詳細や侵入経路などは調査中だという。
県公聴広報課は「県民や利用者の皆さまにご不便をおかけし申し訳ない。安全性を確認した上で、できるだけ早く再開したい」とコメントしている。
なお、「公共交通利用促進キャンペーン」などで実施予定だったデジタルスタンプラリーなどのイベントは、ウェブサイト停止の影響を受けず、予定通り実施される見通しとのこと。

【参考記事】
https://news.ntv.co.jp/n/rnc/category/society/rn6ea8b8d85eb94718be2dc47ea34b5056
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rsk/2227269
https://www.sanyonews.jp/article/1809522

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