2025年10月7日、熊本県警察本部で運用するメールサーバーが国外から不正アクセスを受けた。
この影響で、県警本部が使用していた送信専用アカウントから、国内外におよそ12万件のメールが一斉に送信されていたことが確認されている。
県警によると、送信された約12万件のうち、約1万9千件は実際に相手に届いていたという。
県警がサーバーの通信ログを調査した結果、国外の複数IPアドレス(インターネット上の識別番号)から不審な通信が確認されている。
原因は外部からの不正アクセスによるもので、第三者がサーバー内のメール送信機能を悪用したとみられている。
現時点で、送信されたメールの内容は広告や迷惑メールに類するもので、県警業務の内部情報や個人情報の流出は確認されていない。
現在は該当アカウントを停止し、サーバーのセキュリティ設定を強化したうえで、再発防止に向けた対策を講じているという。
熊本県警は「現時点で県警内部の情報が第三者に流出した事実は確認されていないが、引き続き詳細を調査し、必要に応じて公表する」と説明した。
【参考記事】
https://kumanichi.com/articles/1910726
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkk/2216525