愛知県稲沢市にある公立医療機関「稲沢市民病院」で、患者の個人情報が流出していたことが分かった。
院内の医師が診療に関する資料を自宅に持ち帰り、個人情報を含む書類を可燃ごみとして廃棄したところ、カラスがごみをつついたことで近隣住民が書類を発見。
通報を受けた病院側が調査を行い、患者情報の流出が確認されたという。
流出した資料には、患者の氏名、性別、生年月日、診療内容のほか、脳のCT画像などの医療情報が含まれていた。
公表では、医師が個人的な研究目的で資料を自宅に持ち帰っていた可能性があると説明されている。
稲沢市民病院は対応として、影響対象となる患者に個別連絡を行っており、今後は職員の情報管理体制を見直すという。
また、患者情報を院外に持ち出す際の手続きやチェック体制を強化する方針とのこと。
SNS上では「偶然の発見が重大な情報流出を防いだ」「管理意識の甘さが露呈した」など、病院側の対応や再発防止策に注目が集まっている。
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