ファーウェイへの不正アクセス主張、海外ハッカーフォーラムで話題に ― 事実関係は調査中
2025年10月3日、海外のハッカーフォーラム(ハッカーが情報交換や違法データの売買を行う匿名掲示板)上で、通信機器メーカー「ファーウェイ(Huawei Technologies Co., Ltd.)」への不正アクセスに成功、内部情報を盗み出したとする書き込みが投稿された。
投稿を行ったのは、ハッカーネームを名乗る個人またはグループとみられ、同フォーラム上で「ファーウェイの内部ソースコード(ソフトウェアの設計図にあたるデータ)や開発ツールを入手した」と主張。
投稿には、一部のファイル名やスクリーンショットの画像も添付されており、これが本物かどうかを巡って複数の専門家が検証を進めている状況にある。
海外メディア「Cybernews」や「GBHackers on Security」などは、「攻撃者がファーウェイの社内システムに侵入し、ソースコードを闇市場で販売しようとしている」と報道。
「HackNotice」や「CyberSecurityNews」などの情報監視サービスでも、同様の疑いを検知したとの報告が出ている。
一方で、10月10日時点でファーウェイ側から公式なコメントや声明は発表されていない。
またセキュリティ専門家の間では、「この手の主張は虚偽である場合も多く、実際に侵入や情報流出があったかどうかは慎重に見極める必要がある」と指摘する声も上がっています。
今回の件が事実であれば、企業のソースコードが外部に流出することは、システムの脆弱性が第三者に知られるリスクを伴い、製品やサービス全体に大きな影響を及ぼす可能性が懸念される。
【参考記事】
https://cybernews.com/security/huawei-source-code-data-breach/
https://www.scworld.com/brief/alleged-huawei-hack-exposes-internal-source-code