石川県七尾郵便局で、配達担当社員が顧客情報を社外に持ち出していたことが判明した。
日本郵便によると、配達業務を担当する社員が配達地域の居住者情報である氏名や住所が記載された配達用資料を私物のスマートフォンで撮影し社外で利用していた。
郵便局内の他社員が当該行為を発見して管理者へ報告したことで発覚しており、これに対し同社員は「同姓の顧客への誤配を防ぐ目的だった」と説明している。
影響を受けたのは、2023年7月と9月に鹿島郡中能登町の一部地域に居住していた約490世帯だという。
問題の画像データは、公表時点ではすべて削除されており、これまでに不正アクセスや不審な問い合わせは確認されていないとのこと。
日本郵便は、対象地域の顧客に文書を送付し謝罪を実施。
今後の再発防止策を進め、顧客情報の管理強化に努める方針を示している。