埼玉県の物流・運輸「篠崎運輸」社で8月上旬の数日間、同社のシステムがサイバー攻撃を受けた。
これにより取引先情報などが不正アクセスされた可能性が判明している。

同社公表では2024年8月3日から6日にかけて、篠崎運輸のシステムに対し不正アクセスが行われたとのことで、原因や詳細については現在も調査中として詳細は不明とされている。
なお、当該攻撃で取引先情報が記録されたファイルサーバーが被害を受けており、中には取引先の法人名や担当者名、見積、請求情報などが該当していたという。
なお、機密性の高いクレジットカード番号やパスワードなどについては被害の対象外とされており、また顧客の個人情報や採用応募者・インターンシップ参加者の情報も影響を受けていないと説明している。

篠崎運輸は今後の対策として、「システムのセキュリティ強化のためのアップデート」や、「社内ネットワーク構造の再構築」、「挙動検知型ウィルス対策ソフトの導入」、「専門家による継続的な監視および脆弱性診断」、「社内セキュリティ教育の強化と従業員への注意喚起」など挙げている。
また、当該被害への問い合わせに関しては同社情報システム部にて対応されている。

【参考記事】
当社ファイルサーバへの不正アクセス発生につきまして
https://www.nexus-shinozaki.co.jp/