岩手県の自動車整備や車検サービスを提供する「車検のコバック 一関川崎店・一関インター店」で情報流出の疑いが判明。
同社が利用している顧客管理システムが海外からの不正アクセスを受けていたとされている。
公表によると2025年8月30日、海外からの攻撃により1件のパスワードが流出したとされており、9月3日になってGoogleパスワードマネージャーのチェックアップ機能から警告が表示されたことで事態を認識した。
Googleパスワードマネージャーとは、インターネット上の各種サービスで使用するパスワードを管理し、安全性に問題がある場合に通知する機能を持つサービス。
当該不正アクセスにより影響が懸念されている情報として、顧客の氏名や連絡先、車検証に記載されている車両情報などが含まれている。
同社は警告を確認後、該当するIDを直ちに無効化。
パスワードの見直しなどの対策を実施したという。
調査の結果、現時点では顧客管理システムへの不正ログインや、個人情報が外部に流出した事実、不正に利用された形跡は確認されていないという。
同社は、個人情報保護法に基づき関係機関の指導を受けながら、再発防止に努める方針を示した。
今後、新たに判明した事実や追加の対応については、公式ウェブサイトで随時案内するという。

