2025年11月13日、日本リウマチ学会は、同学会が運営する研究者向けネットワークプラットフォーム「J-STAR」のwebサイトにおいて、10月22日に不正アクセスが発生したことを発表した。
学会によると、不正アクセスの経路はテスト用に作成されていたアカウントで、攻撃者はこれを悪用して非公開ページに不正な書き込みを行ったという。
公開ページへの影響はなく、会員の個人情報流出や他のアカウントへの波及被害は現時点で確認されていない。
また、J-STARサイトは学会公式サイトとはシステム的に分離されているため、公式サイト側への影響もなかったとしている。
学会対応として、外部からのアクセス制限を実施し、警察への相談も行っている。
現在は監視体制の強化とセキュリティ対策の見直しを進めるとともに、全会員に対して使用パスワードの即時変更を強く呼びかけているとのこと。
日本リウマチ学会は「今後もサイバー攻撃の脅威が高まる中、会員の皆様には推測されにくい強固なパスワードの設定と定期的な変更をお願いしたい」とコメント。
再発防止に全力を挙げる姿勢を示しており、現時点で追加被害の報告はないとされている。
学会はwebサイトを通じて状況の進展を随時公表するとしている。
【参考記事】
https://www.ryumachi-jp.com/information/etc/news251113/

