英高級ブランド5,754件のクレジットカード情報流出おそれ サイバー攻撃被害【ヴァルカナイズ・ロンドン】

イギリス発の高級ブランド通販サイト「ヴァルカナイズ・ロンドン オンラインストア」において、不正アクセスによる顧客情報の流出が懸念されている。
運営の「ブルーベル・ジャパン」によると、流出の恐れがあるのはクレジットカード情報5,754件と個人情報336件だという。

同社は2024年9月19日、クレジットカード会社から「カード情報の不正利用の懸念」が通知されたことを受け、オンライン決済を一時停止。
第三者調査機関による調査から、2021年5月から2024年7月にかけてクレジットカード情報が外部へ流出した可能性があることが判明した。
システムの脆弱性を悪用した第三者が決済アプリケーションを改ざんしたことが原因とされており、流出した可能性があるのは以下の内容。

・クレジットカード情報(5,754件)
カード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティコード、メールアドレス、パスワード、携帯電話番号など。
・個人情報(336件)
氏名、住所、電話番号、メールアドレス。

ブルーベル・ジャパンは、クレジットカード会社と連携して不正利用監視を継続。
利用者に対しては、カード明細の確認を呼びかけており、不審な請求がある場合はカード会社への連絡を求めている。
現在、サイトのセキュリティ対策を強化中で、システム改修後に再開予定。再開日は決定次第、公式サイトで案内されるとのこと。

【参考記事】
https://vulcanize.jp/

Qilin攻撃の実態と多層防御の実践法を解説