セゾンの家計管理サービス、個人情報が第三者に 利用者は83,214名

ポイント還元や家計管理サービスを運営する「フクリコ」社は、自社サービス「セゾンフクリコ(セゾンカード版)」において、システム不具合により一部の利用者の個人情報が第三者に閲覧される可能性があったと発表した。

同社によると、2025年10月30日20時に実施したサイトのリニューアル後、ログイン時に別の利用者の情報が表示される不具合が発生。
その後、緊急対応としてサービスをメンテナンス状態に切り替えたという。
調査の結果、2024年7月1日から2025年10月30日の間に同サービスを利用した83,214名のうち、34名分の個人情報が流出した可能性があるという。
流出した情報には、氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレスが含まれている。
現在、フクリコ社は原因の詳細を調査中であり、流出の可能性がある34名には個別連絡を行っている。
再発防止策として、システムのセキュリティ強化と監視体制の見直しを進めているという。サービスの再開日は今後、公式ウェブサイトで案内される予定しており、専用窓口による直接対応も受け付けている。

【参考記事】
https://www.saisoncard.co.jp/

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