京都市左京区の私立学校で、ランサムウェアによるサイバー攻撃被害が検知された。
被害があったのは「東山中学・高等学校」同校の情報システムで、個人情報が流出した可能性が浮上している。
学校は京都府警察サイバー対策本部と連携し、被害の全容を調査している。
被害が発覚したのは10月20日朝。
出勤した職員が教職員用パソコンを起動した際、ネットワークに接続できないことに気づき問題が判明。
サーバー内に脅迫文書が残されており、ランサムウェア感染が確認された。
当該攻撃により、教職員約100名が使用していたパソコンが利用不能となり、事務業務に影響が出た。
一方で、授業は通常どおり実施されており、学校行事にも支障はないという。
ただし、21日までの間はホームページの閲覧やメールの送受信が一時的に停止していた。
東山中学・高等学校は、「多大なご心配とご迷惑をおかけしますが、迅速に対応してまいります」とコメント。
学校側は今後、専門業者とともにシステムの復旧作業を進めるとともに、情報流出の有無についても詳細な調査を行う方針。

