建設分野におけるコンクリート技術の研究団体「プレストレストコンクリート工学会」が主催した「コンクリート構造診断士」の登録更新者向けeラーニング受講者の個人情報が、インターネット上で閲覧可能な状態になっていた。
流出していた可能性があるのは、氏名、受講用メールアドレス、受講ID、講習用パスワード、受講状況などが該当している。
問題の原因は、委託業者によるシステム設定ミスとされており、該当の情報は2023年5月のシステム稼働開始から2025年8月上旬までの約2年3か月間、外部から閲覧可能な状態となっていたとのこと。
同学会によると、直近4週間のアクセスログを調査した結果、不正アクセスの痕跡は確認されていないとしている。
また、他の委託業者が管理するシステムについても点検を行い、情報流出リスクを共有している。
学会は「関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫びする」と謝罪し、再発防止に取り組む姿勢を示している。
【参考記事】
https://jpci.or.jp/