「ウイルスに感染した」と警告メッセージ表示される 第三者によりwebサイトが改ざん被害【滋賀県草津市】

滋賀県草津市で地域施設の運営などを行う公益財団法人「草津市コミュニティ事業団」が運営するホームページが、外部からの不正アクセスを受け、一部のページが改ざんされていたことが明らかになった。

被害が確認されたのは、同事業団の公式サイトと、高齢者向け施設「長寿の郷ロクハ荘」のサイトの2つで、いずれも第三者による悪意のあるコードが埋め込まれ、閲覧者に対して「ウイルスに感染した」と偽る警告メッセージが表示される状態となっていたとのこと。
このメッセージには、詐欺サイトへ誘導するリンクや電話番号が記載されており、クリックや電話を促す内容だったという。

事業団によると、メッセージが表示されただけでパソコンなどがウイルスに感染することはなく、現時点で実害の報告はないと説明されている。
すでに問題のコードは削除され、現在は不審な表示も確認されていないという。
今回の事案について、事業団では外部の専門機関と連携し、侵入経路の調査や再発防止策の検討を進められている。
一方で、過去に該当サイトを閲覧し、警告メッセージ内のボタンを押す、記載された電話番号に連絡していた場合は、個人情報の流出や金銭被害の恐れもあるため、最寄りの消費生活センターや警察に相談するよう呼び掛けている。
事業団は「市民の皆さまにご不安とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げる」と謝罪。
今後はセキュリティ対策をさらに強化していくとのこと。

【参考記事】
https://www.kusatsu.or.jp/

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