福岡県岡垣町は、40歳の男性職員が通勤手当や旅費の不正受給、個人情報の不正利用など複数の不正行為を行っていたことが確認された。

岡垣町によると、当該職員は企画政策室に勤務していた主任で、2024年5月から10月にかけて転居の届け出を怠り、通勤手当約6万円を不正に受給。
9月の出張では、私的な理由で延泊して旅費を約1万6000円過大に申請していたという。
さらに、役場内のパソコンで同僚の個人情報を私的に収集する行為や、ヤミ金融業者から借金をする際に、同僚2名の名前と連絡先を「緊急連絡人」として提供し、個人情報を流出していたことも確認されている。
当該職員により、ヤミ金融業者からの督促電話やFAXが役場や民間企業に送られる事態が起こり、町の業務に支障が出た。

岡垣町は、同職員に停職6か月の懲戒処分を決定。
その後、同職員は全てを認めた上で「町に迷惑をかけ、信用を損ねた」と謝罪しており、処分当日に依願退職している。
岡垣町では、再発防止に向けた具体的な対策を検討するとのこと。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20241112/5020016840.html
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1548990?display=1