料理宅配大手の「出前館」は、同社が運営するサービスが一時停止。
原因は、仮想通貨マイニングを目的とするマルウェア「RedTail」への感染であったことを公表した。

出前館によると、10月25日午後8時ごろに一部のサーバーに高負荷がかかり、システムがサービスを停止。
その後、当該サーバーを切り離してサービスを再開するも、26日に別のサーバーで再び高負荷が発生。
再度サービスを停止して調査したところ、仮想通貨マイニング用のマルウェア「RedTail」の感染が判明している。
サーバーのリソースがマイニング目的に利用された結果、サービス停止を余儀なくされたとみられている。

同社は対応としてマルウェアの駆除作業を実施。
安全性の確保とシステムの再構築からサービス再開まで3日間を要しており、29日午後に全面再開されている。
出前館はこの障害に関し、「顧客情報の流出はない」としており、感染経路に関する詳細については「保安上、明かせない」とコメントしている。

【参考記事】
システム障害に関するお詫びと、復旧に関するご報告
https://corporate.demae-can.co.jp/