ポケモンシリーズの開発会社である「ゲームフリーク」が大規模なハッキング被害を受け、未発表のポケモンタイトルや任天堂の次世代コンソールに関する情報が流出していたことが判明した。

SNSやweb上で流れている情報では、ハッキング被害は2024年8月に発生しており、任天堂の次世代コンソール「Nintendo Switch 2」(コードネーム「Ounce」)、ポケモン第10世代の未発表ゲーム「Gaia」の情報、さらには既に発表されている『ポケモンレジェンズ:Z-A』の開発コード「Ikkaku」など、広範なデータが流出したとみられている。
また、『Synapse』というプロジェクト名で知られるポケモンMMOの可能性がある新作の情報や、DSタイトルのソースコード、Netflixで制作中のポケモンの実写番組に関する未発表データも含まれていたとの情報も出ている。
今回のハッキングは、過去にも任天堂が経験した2020年の「ギガリーク」と同様、ゲーム業界全体が抱えるサイバーセキュリティの脆弱性が原因とされている。
ギガリークは、2020年に任天堂が経験した大規模なデータ流出事件で、スーパーマリオやゼルダシリーズなどの人気ゲームの開発資料や、未発売のゲームやコンソールに関する情報が被害を受け、開発中止となったゲームも存在している。

一方、ゲームフリークは2024年10月10日に公式声明を発表しており、2,606名の現職・元職・契約社員の名前やメールアドレスといった個人情報が不正アクセスによって流出したことを認めている。
しかし、未発表のゲームやその他機密データ流出については言及していない。
同社は対応としてハッキング後に脆弱性の修正を行い、セキュリティ強化を進めているとしている。

【参考記事】
https://www.gamefreak.co.jp/