広島県の府中町役場にて、2021年5月31日から8月19日までの約3か月分にあたる印鑑登録申請書や印鑑登録廃止申請書などが紛失している事態が判明した。
書類には合計422名分の申請者名や生年月日、住所、登録印鑑の印影などの個人情報が含まれていたという。

発覚したのは、令和6年8月に住民から申請状況に関する問い合わせがあったことによるもので、書類が保管場所に存在しないことが判明した後捜索が行われるも発見に至らなかったという。
府中町は、保管状況や保存年限の確認が不十分であったことが原因とし、誤って他の文書と一緒に廃棄された可能性が高いとみている。
公表時点で書類内の情報が悪用されたとする事実はないと説明されている。

府中町は、対象者全員に対して謝罪を実施。
今後の再発防止策として、文書を年度や種類ごとに明確に分類し、定期的に保管状況を確認することや、複数の担当者による廃棄確認を徹底する対策を講じる方針を示している。

【参考記事】
印鑑登録申請書等の紛失事案の発生について
https://www.town.fuchu.hiroshima.jp/