熊本県阿蘇市は、戸籍情報を不正に閲覧して帳票を出力したとして職員2名を懲戒処分した。

公表によると、総務部波野支所に所属する49歳の係長が無断で他人のログインIDを使用。
戸籍総合システムに計93回不正アクセスし、35部の戸籍情報を出力したという。
動機は2件の家系図を作成するためとしているが、どのような意図で行われたか詳細は明かされていない。

市は、係長に対し戸籍情報の違法な取得と閲覧行為により3か月の停職処分を執行。
また、事態を未然に防ぐことができなかったとして、当該係長の上司である53歳次長兼係長も管理監督責任を問われて懲戒処分(戒告)としている。
同事案は法務省においても事故事案として調査が進められており、再発防止に向けた意向が示されている。

【参考記事】
懲戒処分の公表(令和6年8月30日付け)
https://www.city.aso.kumamoto.jp/municipal/personnel/