兵庫県が運用しているクラウドシステム上で個人情報が閲覧可能な状態だったことが明らかになった。

同システムは県内の森林資源情報を管理するもので、林業事業者が通常は閲覧できない森林所有者の名前や住所などの個人情報が閲覧できる状態になっていたという。
閲覧可能だった期間は2024年8月1日から7日までとされており、宍粟市と佐用町内の申請者318人分の情報が該当している。
原因は、システムの改修を委託した会社が造林の補助金申請書類に記載された個人情報を誤って公開設定にしていたことだった。

システムの利用業者から県に連絡があり問題が発覚。
その後県はシステム会社に機能の停止を指示し、森林所有者に対して経緯の説明と謝罪を行っている。
システムにおける設定ミスの原因を徹底的に分析し、同様の問題が再発しないよう、システムの管理体制と情報保護対策を強化する方針を示している。

【参考記事】
森林所有者の名前など318人分漏えい 兵庫県のクラウドシステム、改修業者が誤設定
https://www.kobe-np.co.jp/news/economy/202408/0018005517.shtml