金融庁は、金融業界全体のインシデント対応能力向上を目的としたサイバーセキュリティ演習「Delta Wall Ⅷ」を実施すると公表した。

演習は業務システムが停止した際の対応を実践形式で行われ、初動対応から技術的対応、攻撃内容の調査・分析、封じ込め・根絶、顧客対応、復旧対応、業務継続などのポイントを評価する。
その後、対応の可不可ごとに自己分析結果を提出、評価の要因を明確にすることで演習効果を高めるという。
また、演習の結果は金融機関だけでなく業界全体にフィードバックされるとのこと。

Delta Wall演習は過去7回実施され、年々参加者は増加している。
2023年10月で8回目となる今回のDelta Wall Ⅷでは、保険業界も新たに参加となり累計165の金融機関が参加する予定とされている。

【参考記事】
「金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習(Delta Wall Ⅷ)」について
https://www.fsa.go.jp/index.html