電子機器メーカー「カシオ計算機」社において、不正アクセス被害による情報流出が発生した。

被害があったのは同社が提供するICT教育アプリ「ClassPad.net」のシステムで、システム内の開発環境のデータベースに対して行われた。
当該攻撃による被影響者は10月18日時点で、日本国内は個人と1,108の教育機関の計91,921件、海外顧客では148の国と地域の計35,049件がそれぞれ対象とみられており、流出した情報には氏名やメールアドレス、学校名、サービスの利用履歴などが含まれていた。
原因は、同社所管部門によるClassPad.netの運用管理体制不備とされており、ネットワークセキュリティ設定が解除されていたことが確認されている。

カシオ計算機は対応として、被害を受けたデータベースを停止し、警察やセキュリティ専門機関などの原因分析、対応策の検討が進行中という。
新たに判明した情報は随時web上で公表されるとのこと。

【参考記事】
不正アクセスによる個人情報漏えいのお詫びとご報告
https://www.casio.com/jp/