Microsoft社の検索エンジンBingにGPT-4のAIチャットを組み込んだ「Microsoft Bing」において、チャット内でのやり取りにマルウェア感染が懸念されている。

無料で利用できるかつ、ChatGPTにはない多くのマルチモーダルな機能が人気としてユーザーを集めているMicrosoft Bingだが、昨今の報告でマルウェアに誘導する広告が含まれている可能性があるという。
Microsoftの調べによると、確認されている広告はオンライン広告を利用してマルウェアを拡散し、ユーザーのデバイスに侵入しようとする「マルバタイジング」という手法が使われているとのこと。
もしユーザーが広告をクリックすると、不正なウェブサイトが表示され危険性の高いファイルをダウンロードするよう誘導されるという。

Microsoftは、Microsoft Bingの利用をやめたとしても対策にはならないとしており、日ごろからweb上のファイルをダウンロードする前には注意深く検討し、サイトの信頼性を確認する必要があると注意喚起している。

【参考記事】
Beware: Your Bing Chat responses may include links to malware
https://www.zdnet.com/article/beware-your-bing-chat-responses-may-include-links-to-malware/