宮崎県綾町は、公式ホームページ上に住民登録のある住民の個人情報を誤って掲載していたと公表した。

公表によると、掲載されていた期間は2024年2月16日から29日までの期間で、住民登録のある6,939名の氏名、住所、生年月日などの個人情報が誤って掲載されていたという。
誤掲載された情報には、確定申告の予約に関する文書を掲載する際に誤って掲載されたExcelファイルに含まれていたとのことで、一部には電話番号情報や、約300名分の収入額に関する内容も含まれていたという。
発覚は匿名からの問い合わせフォームを経由した情報提供によるものだったが、外部からの指摘があったにもかかわらず確認が遅れ、町は情報提供を受けて3日後にファイルを削除したと報告している。
誤掲載の原因は、ホームページに掲載する際の確認が不十分だったとされている。

誤掲載されていた期間中に個人情報が悪用されたとする事実は確認されていないとされている。
綾町は緊急の記者会見を開催、町長が防災無線を通じて住民に謝罪の意を伝えた。
町は「心からおわび申し上げます。二度とこのようなことが起こらぬように、全力で再発防止に取り組んでまいります」、「不審な連絡があれば町民課税務係に連絡してほしい」などコメントしている。
町は事務処理手順の見直しを行うとともに、個人情報漏洩の再発防止に全力を注ぐ姿勢を示している。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20240303/5060017617.html
https://mainichi.jp/articles/20240302/k00/00m/040/175000c
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240303-OYTNT50004/