ガンブラー(Gumblar)攻撃がどのようにして私たちのデジタル生活に潜むリスクとなっているのか、その概要と具体的な対策について、この記事で詳しく解説します。ますます巧妙化するサイバー攻撃の中でも、ガンブラー攻撃は特に警戒すべき存在です。どのようにしてこれを防ぎ、安全を保つことができるのか、その方法を探ります。

ガンブラー(Gumblar)攻撃とは

ガンブラー攻撃は、正規のウェブサイトのコードに悪意あるスクリプトを挿入することで、何も疑わずにそのサイトを訪れたユーザーのコンピューターにマルウェアをインストールします。この攻撃手法は、ウェブサイトの所有者も知らないうちに実行されることが多く、攻撃者は高度な手法を用いてセキュリティ対策を回避します。被害に遭ったユーザーのコンピュータは、個人情報の盗難や追加の悪意あるプログラムの拡散基地として利用されることがあります。

ガンブラー攻撃の仕組みと流れ

ガンブラー攻撃では、攻撃者がウェブサイトのセキュリティ漏洩を突いて不正アクセスし、サイトのコードに悪意あるスクリプトを挿入します。このスクリプトは、訪問者がページを閲覧すると自動的に実行され、訪問者の知識なしにその端末にマルウェアをインストールします。このプロセスは特にJavaやFlashのようなプラグインを悪用し、一般的なアンチウイルスプログラムでは検出が困難な場合があります。

ガンブラー攻撃で想定される被害

ガンブラー攻撃の影響は非常に広範に及びます。一度感染すると、感染したマシンはリモートから操作される可能性があり、重要な個人データの盗難、さらなるマルウェアの配布、さらにはDDoS攻撃など他のサイバー攻撃の一部として利用されることもあります。また、感染が拡大すると、その組織の業務停止や信頼性の損失に直結し、復旧には多大な時間とコストがかかる可能性があります。

ガンブラー攻撃の被害事例

JR東日本

JR東日本は2009年12月23日、同社のWebサイトの一部が海外から不正アクセスを受けて改ざんされたと発表した。ユーザーがGumblarウイルス(通称GENOウイルス)亜種に感染した恐れがあるとし、ウイルスチェックを呼び掛けている。

 改ざんされていたのは、トップページのサイト内検索窓と、「大人の休日倶楽部」東京講座のページ。8日~21日までに検索窓から検索したユーザーと、18日~22日までに東京講座のページを閲覧したユーザーに、感染の恐れがあるという。合計で5万件のアクセスがあったとしている。

ガンブラー攻撃の対策

続いて、このようなガンブラー攻撃から自己を守るための対策についてご紹介します。

ソフトウェアを常に最新の状態にする

ソフトウェア、特にブラウザやオペレーティングシステムは常に最新の状態に保つことが重要です。多くのソフトウェア開発者はセキュリティの脆弱性を修正するアップデートを頻繁にリリースしています。これらのアップデートを迅速に適用することで、攻撃者が古い脆弱性を利用することを防ぎます​​。

ウイルス対策ソフトの導入

効果的なウイルス対策ソフトウェアを導入することは、ガンブラー攻撃を含む多くのマルウェアからシステムを保護するための基本的なステップです。このソフトウェアは、悪意のあるプログラムを検出して隔離する機能を提供し、定期的なスキャンを通じてシステムの安全を維持します。特に、リアルタイム保護機能を備えたウイルス対策ソフトは、マルウェアがシステムに侵入するのを防ぎます。

SFTP・FTPSの利用

ファイル転送プロトコルのセキュリティ強化版であるSFTPやFTPSの利用は、データ転送の際の安全性を高めます。これらのプロトコルは、送信中のデータを暗号化し、不正アクセスやデータの盗聴を防ぎます。特にウェブマスターやデータベース管理者にとって、これらの安全なプロトコルの利用は必須です​​。

パスワード認証の強化/多要素認証の導入

パスワードの強化は、アカウントへの不正アクセスを防ぐための基本的な対策です。強力なパスワードは、ランダムな文字、数字、特殊文字を組み合わせたものであり、定期的な更新が推奨されます。さらに、多要素認証(MFA)を導入することで、パスワードだけでなく、何か持っているもの(例えば、携帯電話へのコード送信)や何か自分だけが知っている情報(秘密の質問)に基づいて認証を行います。

WEBサイトのファイルバックアップ

定期的なウェブサイトのバックアップは、データの喪失やサイバー攻撃からの迅速な回復を可能にします。特に、ガンブラー攻撃のようなマルウェア感染後に元の状態に復元することが重要です。バックアップは異なる地理的場所に保存することで、さらなるセキュリティを確保します。

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