Torブラウザ(The Onion Router)は、インターネット上で匿名性を高めるために開発されたフリーソフトウェアです。ユーザーのウェブアクセス情報を複数のサーバーを経由させることで、第三者が個人の行動を追跡することを困難にします。この技術は、個人のプライバシー保護だけでなく、検閲を回避して情報にアクセスする目的で世界中で利用されています。

Torブラウザ(.onionブラウザ)とは

Torブラウザは、一般的なインターネットブラウザと同様にウェブサイトを閲覧するために使用できますが、その背後にはユーザーのプライバシーを保護する強力な技術が搭載されています。通常のインターネット接続では、ウェブサイト訪問者のIPアドレスや閲覧情報が第三者によって簡単に追跡され得ますが、Torを使用すると、これらの情報が複数のリレーを経由することで匿名化され、追跡を非常に困難にします。さらに、.onionと呼ばれる特別なドメインを持つウェブサイトには、Torブラウザを通じてのみアクセスが可能であり、これにより更なるセキュリティレベルと匿名性が保証されます。

Torの利用目的

Torブラウザの主な利用目的は、ユーザーのオンラインでのプライバシーと自由を守ることにあります。政府や企業による監視から逃れ、インターネット上で自由に情報を検索し、意見を表明することができます。特に政治的抑圧が厳しい国々では、Torは重要なコミュニケーションツールとなっており、ジャーナリストや活動家が安全に情報を共有する手段として利用されています。また、ビジネスの世界では、競合他社に情報を知られずに市場調査を行うためのツールとしての利用も見られます。

Torブラウザの特徴

DuckDuckGoという検索エンジンを利用する

Torブラウザでは、プライバシーを尊重する検索エンジンであるDuckDuckGoがデフォルトで使用されます。DuckDuckGoは、ユーザーの検索履歴を保存または共有しないため、検索時のプライバシーが保護されます。

閲覧履歴が自動削除される

Torブラウザを使用すると、ブラウジングセッション終了時に閲覧履歴やダウンロード履歴、クッキーなどが自動的に消去されます。これにより、後から第三者がユーザーの閲覧情報を追跡することが困難になります。

アクセス経路の隠蔽が可能

Torネットワークを通じてデータが送信される際には、そのデータパケットがランダムに選ばれたリレーを複数回転送されます。この過程で、データパケットの送信元と宛先の間に直接的なリンクがなくなり、追跡を避けることができます。

Torブラウザの危険性

Torブラウザは、多くの利点を提供しますが、その特性上、違法な活動に利用されるリスクも伴います。ダークウェブのような、違法な商品やサービスが取引される場所へのアクセス手段として使用されることもあります。また、Torネットワークを介した通信は、一部の悪意のあるリレーによって傍受される可能性があり、絶対的な匿名性や安全性を提供するものではありません。さらに、Torブラウザを使用することで、一部のウェブサイトからアクセスを拒否されることもあります。

ユーザーは、Torブラウザの利点と潜在的なリスクを十分に理解し、適切なセキュリティ対策を講じながら使用する必要があります。特に、機密性の高い情報を扱う場合には、追加のセキュリティ層を導入することをお勧めします。

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