紳士服チェーン「はるやま」などを展開する「はるやまホールディングス」は、2025年6月26日に社内のサーバーが不正アクセスを受け、サイバー攻撃によるシステム障害が発生したと発表した。
同社によると、外部からの不正アクセスにより、グループ内の複数のサーバーが「ランサムウェア」に感染。
業務データや業務用ソフトウェアが暗号化され、使用不能に陥っている。
感染が判明した直後にネットワークからの切断など緊急対応がとられ、同日に対策本部が設置された。
被害を受けたサーバーには、オンラインショップ運営やスマートフォンアプリ、店舗でのポイントサービスなどに必要なデータが含まれており、これらのサービスは現在利用できない状態が続いているという。
一方で、全国の店舗は通常どおり営業を継続しているとのこと。
さらに、サーバーには顧客の氏名・住所・電話番号など、数百万人分の個人情報が保管されていた可能性があるとして、情報の外部流出がなかったかについても現在調査が進められている。
同社は「お客様や関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」とコメント。
専門家や警察などの関係機関と連携しながら、早期の復旧と原因究明に向けて対応を進めているとしている。
被害の全容はまだ明らかになっておらず、同社では今後も状況の変化について適宜情報を更新する方針とみられる。
【参考記事】
https://www.haruyama.co.jp/