大阪の鉄鋼メーカー、ランサムウェア 従業員個人情報や機密情報が影響【淀川製鋼所】

2025年3月30日、鉄鋼製品メーカー「淀川製鋼所」で、ランサムウェアによるサイバー攻撃被害が明らかになった。

公表では、同社連結子会社である台湾の「盛餘股份有限公司(SYSCO社)」のサーバーが第三者からの不正アクセスを受け、保存されていたファイルが暗号化されたという。
これにより、SYSCO社が保有・管理する従業員に関する個人情報や機密情報が一部外部に流出した可能性があるとのこと。
淀川製鋼所は被害の状況や影響範囲について、外部の専門家の支援を受けながら調査を進めていると説明。
現在、現地の警察などの関係機関とも連携し、原因の特定と早期復旧に取り組んでいるとのこと。
また、情報流出に関する詳細な状況が判明次第、改めて報告を行うとしており、関係者への影響を最小限に抑える対応を継続している。

同社によると、SYSCO社およびその子会社である淀鋼國際有限公司以外のグループ会社には、現時点で同様の影響は確認されていないとのことで、グループ全体の業績に及ぼす影響については現在精査中としている。
今後重大な影響が見込まれる場合には速やかに開示するという。

【参考記事】
https://www.yodoko.co.jp/

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