サイバーセキュリティメーカー「サイバーセキュリティクラウド」社は、「企業のセキュリティインシデントに関する調査レポート 2024」を公表。
同レポートによると、2024年の1年間で公表された企業や団体のセキュリティインシデントは121件にのぼり、約3日に1回の頻度で発生していることが明らかになっている。

製造業が最も多く被害を受ける

業種別では、「製造業」が全体の24.8%を占め、最も多くのセキュリティインシデントが発生。次いで「卸・小売業(14.9%)」、「サービス業(11.6%)」、「教育・学習支援(11.5%)」、「情報通信(10.8%)」の順となったとのこと。
特に製造業の割合が高い背景には、サプライチェーン全体のデジタル化が進み、それに伴うリスク増加が指摘されている。

主な原因は「不正アクセス」、次いで「人為的ミス」

セキュリティインシデントの原因として最も多かったのは「不正アクセス」で61.1%を占めた。
次いで「人為的ミス(27.3%)」、「ランサムウェア感染(6.6%)」が続いている。
企業へのサイバー攻撃は依然として高度化しており、特に不正アクセスによる被害が拡大している。

年間2,164万件の個人情報が流出

同調査によると、2024年に流出した個人情報の件数は2,164万件に達した。
業種別に見ると、最も多かったのは「卸・小売業(約848万件)」で、次いで「製造業(約840万件)」となっており、クレジットカード情報の流出件数では「製造業(78,513件)」が最多と報告されている。

サイバー攻撃への対応が今後の課題

サイバーセキュリティクラウドの代表取締役CTOは、「不正アクセスの増加は、企業のセキュリティ対策がより高度なレベルで求められていることを示している。防御だけでなく、迅速な検知と対応を可能にする戦略が不可欠」とコメント。
今後、サイバー攻撃の手法がさらに巧妙化することが予測されるなか、企業は単なる防御だけでなく、迅速なインシデント対応やサプライチェーン全体でのセキュリティ対策の強化が求められる。

【参考記事】
https://www.cscloud.co.jp/news/