神戸市の総合海洋リゾート「神戸須磨シーワールド」で、システムの不備により、申込者以外の個人情報が閲覧できる状態になっていたことが判明した。
公表では、運営する「KOBEこども割クーポン利用申請システム」問題が発生しており、2025年2月27日、利用者からの指摘によって発覚した。
神戸須磨シーワールドの社内システム部門が調査を行った結果、特定の操作によって他の申込者の個人情報が表示される可能性があることが確認されている。
同事案により、2024年5月29日から2025年2月27日までの間に「KOBEこども割クーポン利用申請システム」を利用した12,931件の申し込みデータが流出したとのことで、代表者の氏名、住所、生年月日、メールアドレス、来館予定日、来館人数、こども割対象者の氏名と生年月日が該当している。
現時点では、これらの情報が第三者によって悪用された事実は確認されていないとのこと。
なお、具体的な原因は明らかにされていない。
神戸須磨シーワールドは対応として、2025年3月6日に個人情報保護委員会へ報告。
その後、影響を受けた可能性のある利用者への連絡を開始している。
今後、再発防止のためにセキュリティ対策と監視体制の強化を進める方針を示しており、新たに判明した情報は速やかに公表するとのこと。