2025年3月14日、大阪市の日本橋に拠点を置く「永和信用金庫」で、顧客情報が記載された帳票を誤って廃棄される事態が発生したとのこと。
処分されたのは、2015年4月から2016年3月の定期預金伝票をまとめた帳票で、ダンボール箱1箱分に相当するという。
誤廃棄された帳票には、氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、勤務先、預金額、口座番号などの情報が含まれており、合計5,023件分の顧客情報が記載されていたとされている。
なお、帳票はすでに溶解処理されており、外部への流出や不正利用の恐れはないとのこと。
永和信用金庫は、顧客情報の管理が求められる金融機関であるにもかかわらず、誤って重要な帳票を廃棄してしまったと説明。
具体的な誤廃棄の経緯は明らかにしていない。
同金庫は、全職員に対して顧客情報の管理を徹底し、再発防止に努めると表明。
また、信用金庫や警察、弁護士などが電話などで口座番号や暗証番号を尋ねることは一切ないため、不審な問い合わせには十分注意するよう呼びかけている。