ニュースサイトやアニメ専門誌発行など事業展開する「イード」社で、同社をかたる不審なメールが企業宛に送信される事例が確認された。
このメールは、同社が運営するメディアのライターを装い、公開前の情報を入手しようとする悪質なもので、詐欺や業務妨害の可能性が懸念されている。
公表では、同社の社名やメディア名を不正に使用したメールが一部の企業に送信されていることが判明しており、メールの送信元は同社とは無関係であり、内容も正規の取引とは関係のないものという。
不審メールは、主に情報を不正に取得することを目的としていると考えられており、過去の住所情報などを含めて信憑性を持たせようとする手口が使われているとのこと。
確認されている状況として、「企業宛にイードのライターと偽るメールが届く」「メールの中で公開前の情報を求められるケースがある」「送信元アドレスがフリーメールであり、不審な点がある」といったものが挙げられている。
現在、具体的な被害報告は明らかになっていないが、不審なメールに対応したことで情報流出などのリスクが発生する可能性があるという。
同社は、万が一不審なメールを受け取った場合の対応として、 送信元アドレスを確認し、返信はせずイード社に確認するよう注意喚起している。
【参考記事】
https://www.iid.co.jp/