静岡県東部の県立高校で、生徒の成績データが学年全体に共有される事態が発生した。
県教育委員会によると、3月4日に同校の教諭が模試のスケジュールをクラウド上に共有する際、誤って2年生1クラス(35名分)の成績表を掲載。
一時、学年全体の生徒が閲覧できる状態になっている。
成績表には各教科の評価や出席状況、クラス・学年での順位などの情報が含まれていた。
掲載から約5分後、生徒の指摘によって学校側がデータを削除したものの、成績表の画像がコピーされ、一部の生徒間でSNS上に流出したことが確認されている。
誤掲載した教諭は、パソコンに複数のファイルを保存していたため「勘違いしてしまった」と説明。
成績表を保存する際に「模試年間スケジュール」という誤ったファイル名を付けてしまったことも要因とみられている。
同学校は対応として、関係する生徒と保護者に謝罪。
今後、個人情報の取り扱いルールの徹底を図り、再発防止策を講じる方針を示した。
なお、SNS上に流出した成績表のデータについては、具体的にどこまで拡散され、削除されたかについての詳細は不明。
【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20250305/3030027238.html
https://www.sut-tv.com/news/indiv/31306/