香川県三豊市は、市内中学校で職員のパソコンが「サポート詐欺」による遠隔操作被害に遭ったと公表。
詐欺によって一時的に個人情報が保存されたサーバーへのアクセスが可能な状態となり、生徒約660名分の個人情報が流出した可能性があるとのこと。

偽の警告画面から遠隔操作ツールをインストール

市教育委員会によると2025年2月7日、中学校の職員が業務のためインターネットを閲覧していた際、偽のセキュリティ警告画面が表示された。
指示された電話番号に連絡したところ、相手の指示に従ってパソコンを操作。
その後、遠隔操作ツールをインストールしてしまったという。
遠隔操作ツールが稼働していたのは約10分間だったが、その間に個人情報が不正に取得された可能性があるとのことで、影響対象となるデータには、2019年度から2024年度までに在籍した生徒約660名分の氏名、住所、電話番号などが該当している。
職員は、相手から料金を請求されたことで不審に思い、すぐに電話を切って市教育委員会のネットワーク担当者に報告。
パソコンをネットワークから隔離する対応を取っている。
職員によると、詐欺の電話相手は「片言の日本語」を話していたという。

市教育委員会は市内の小中学校に対し、偽の警告画面に安易に従わないよう注意を呼びかけるとともに、サポート詐欺への対処方法を徹底する方針を示した。

【参考記事】
https://news.ntv.co.jp/category/society/rn8be397fdc3794d1d8ccb3ab6833e7d1e
https://nordot.app/1262340997332500906?c=113147194022725109