兵庫県赤穂市教育委員会は、市のコンピュータサーバーがランサムウェアに感染し、一部データが暗号化され利用不能となる被害を受けたと発表した。
被害は2024年12月18日、委託先業者がサーバーの異常を発見し、教育委員会へ連絡したことで判明。
ランサムウェアの侵入により、サーバー内の一部データが暗号化され、市内小中学校の校務システムが影響を受けた。
結果、一部の学校業務に支障が生じたほか、学校で使用するタブレット端末による学習や、メール送受信などが一時停止する事態となっている。
感染したサーバーには児童生徒の個人情報も保存されていたが、現時点で外部への情報流出は確認されていないと説明されている。
教育委員会は対応として、問題発生後速やかにネットワークを遮断し、各学校にメール送受信の中止を指示するなど行った。
その後、原因究明とシステム復旧作業が進められ、現在は一部の機能が回復しているとのこと。
今後は復旧作業を最優先で進めるとともに、国へのインシデント報告書を提出し、再発防止策の検討に取り組むとしている。
【参考記事】
https://www.city.ako.lg.jp/