「プルデンシャル生命保険」社は、元社員による顧客情報流出が発生したと公表した。

同社を退職した当該元社員は、退職時に個人情報を持ち出さない旨を誓約書にて署名したが、不正で顧客情報リストを持ち帰り保管していた。
その後、顧客から情報流出を懸念する連絡が入ったことで問題が浮上。
調査の結果、当該元社員が転職先企業にリストを持ち込み、一部使用していたことが判明した。
流出した顧客情報には、契約者の氏名や電話番号、住所、加入商品名、証券番号、被保険者名などが含まれており、契約者および被保険者979名が影響対象とみられている。
なお、情報流出の二次被害は確認されていないという。

プルデンシャル生命保険社は、速やかに金融庁や個人情報保護委員会に報告し、警察にも相談し、影響を受けた顧客には個別での連絡を行っている。
なお、情報を持ち出した元社員への処遇は明かされていないが、転職先企業にて使用されたリストは破棄されたことを確認しているという。
再発防止策として、教育の徹底や技術的な安全管理措置の強化を実施し、不正な持出しや使用などの犯罪行為には厳正に対処すると説明している。

【参考記事】
当社元社員によるお客さまの個人情報の漏えいに関するお詫びとお知らせ
https://www.prudential.co.jp/