奈良教育大学附属幼稚園で、教諭がサポート詐欺被害により業務関連ファイルが消失する事案が発生した。

同教諭は自宅で業務ファイルを操作中、偽のセキュリティ警告に気づかず詐欺に巻き込まれたとのことで、表示されたオペレータの遠隔操作により個人情報が抜き取られた可能性があるという。
流出した可能性のあるデータには、顔認識可能な園児115名以上の個人情報をはじめ、保護者や教員なども被害対象とみられている。

現時点で個人情報の悪用は確認されていないものの、関係する被害者には個別での連絡と状況説明が行われている。
同幼稚園は再発防止策として、個人情報の取り扱いやサポート詐欺への対策を強化するとともに、関係者への情報提供と注意喚起を行う方針。

【参考記事】
情報セキュリティインシデントの発生について
https://www.nara-edu.ac.jp/